過去の精神的不調が、子育てに影響していないか心配

○あなたが抱える「問題」について知りましょう。

○「ピンチのときの計画表」をあらかじめつくっておきましょう。

○たよれる人とのつながりをつくっておきましょう。

○子どもが子どもらしくある姿を大切に、子どもにとっての安心できるつながりをつくっていき
 ましょう。

○あなた自身を責めすぎず、できることから、たよることから、はじめてみましょう。

あなたが抱える「問題」について知る

その問題は、いまもあなたを不安定にさせますか?

あなたに何が起きているのか、はっきりさせることが大切です。そのために、精神科などの専門家を積極的に活用しましょう。

もし受診するのが不安なときには、地域の子育て支援センターなどの相談機関に相談してみるのはどうでしょう。子どもの保育園の先生、学校の先生などに話してみて、相談先について一緒に考えてもらうのもいいかもしれません。

「ピンチのときの計画表」をあらかじめつくっておく

生活のなかで壁にぶつかることもあるでしょう。他の人には大した事ないと思えることでも、気持ちがゆれてしてしまうかもしれません。

- そういう時、あなたはどういう状態になりますか?

- 家族はどういう行動をとるでしょうか?

- 子どもはどうなるでしょうか?    

- 子どもの世話ができなくなったとき、代わりにやってくれる人はいますか?

- あなたが困っていることについて、だれを頼り、どんなサービスを利用し、どう対処することができるでしょうか?

前もっていろいろな場面を想像し、落ち着いて行動できるよう、具体的な対処法を決めておくことをオススメします。心がどういう状態のとき・何が起きたとき・誰を頼って・何をするか、という「ピンチのときの計画表」を、見やすく、わかりやすく、具体的に作っておくことが大切です。カウンセラー・看護師・ソーシャルワーカー・医師などの専門家に相談し、家族と一緒に取り組んでみましょう。

そして、その計画表を実際に使ってみてうまくいかないときは、相談しながら使いやすいものに変えていきましょう。

子どもにとっての安心できるつながりをつくる

子どもには、あなたとはちがう人生を生きていきます。その年齢にあわせて成長をはぐくみ、見守っていくことが大切です。大人や社会に守られて安心でいること、子どもらしく挑戦を乗りこえて自信や力をつけてゆくこと、楽しんだり友達と仲良くなり、学校などで活動すること・・・など、かなしいことや苦しいことも乗りこえながら、健全に成長してゆきます。

子どもにも必要な人間関係があります。保育園や学校の先生、親せきや知り合いなど、安心できるつながりをつくってつきましょう。また、おなじ体験をしている子ども同士がつながることも、とても役に立ちます。積極的に活用してみましょう。

あなた自身を責めすぎず、できることから、たよることから、はじめてみましょう

世の中には、さまざまな家庭があり、さまざまな課題とともに生活しています。こどもは家族の事情にうまく適応し、成長してゆくものです。ですから、「こどもに負担をかけている」というように、あなた自身を責めすぎるのはやめましょう。

家族が混乱していても、子どもの不安を減らすための、いつもの習慣(ルーチン)を作っておくといいです。「そばにいる」と思えること、たとえば、絵本の読み聞かせ、子どものとのお話の時間などです。簡単なことでも決まった時間に必ずしてもらえると、こどもの心は安定するでしょう。それさえできない時は、代わりの人を決めておきましょう。

あなたの具合が悪く、子どもの要求にこたえられないことについては、積極的に人の手を借りることもとても大切です。

役に立つサイト

子ども情報ステーション byぷるすあるは https://kidsinfost.net/

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