子どもの発達が順調か心配

○子どもの発達は、子どもによってバラバラです。

○ほかの同年齢の子と比べて、成長に半年くらい差を感じることがあったら、専門家に相談に行
 くことをお勧めします。

○専門家に相談する場合は、幼稚園や保育園、市区町村の窓口に相談することができます。

子どもの発達は、子どもによってバラバラ

 他の子ができるのに、うちの子はできない・・・。


 そんな心配はありませんか?
 こどもが大きくなり、心も身体もさまざまなことができるようになっていくことを発達といいます。発達には、1歳になったら多くの子どもが歩くようになるように、できるようになる時期があります。子どもの発達を専門にしている人は、この時期を目安に、発達が順調かどうかをみていくことが多いです。

 この発達には、いくつか特徴があります。そのひとつは「個人差(こじんさ)」と呼ばれるものです。つまり、おおよその時期はあるけれども、それは一人一人の子どもによってばらつきがあるものだよ、ということです。
 2つ目の特徴は、「個人内差(こじんないさ)」と呼ばれるものです。これは、1人の子どもでも、発達が早いものがあったり、逆に遅いものがあったりすることや、よくできることもあれば、苦手なものもあったりするよ、ということです。

 多くの場合、子どもにできないことがある理由は、個人差や個人内差にありますが、この個人差や個人内差は問題にはなりません。成長を見守るなかで、できるようになっていくことも多々あります。

どんなときに相談が必要なの?

 個人差や個人内差が大きいと感じたときには、相談が必要かもしれません。小さいときであれば、他の子との差が半年くらいあるようであれば、相談にいくことをおすすめします。もちろん、そうでない場合でも、不安なときは専門家に相談してみてください。子そだてに役立つ情報を教えてもらえるかもしれません。

相談先にはどんなところがあるの?

相談先には次のようなものがあります。
参考にしてみてください。

保健センター・保健所:保健師さんや助産師さんがいます。1歳半や3歳のときに健診でお子さんをみてもらうこともあります。

保育所・幼稚園:保育士や幼稚園教諭といって、子どもの発達を学んだ人たちがいます。

子育て支援センター:保育所に併設されていたり、別に建物があることもあります。お子さんといっしょに遊びにいくこともできます。

児童相談所:地域によって名前が違うこともあります。お子さんの困ったことは何でも受けてくれます。

発達支援センター:地域によって名前が違うこともあります。お子さんの発達で気になることを相談することができます。

カテゴリー:子どもに関する困りごと

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