子どもが乱暴になってしまう

○暴力が起きたときは、その場でとめましょう。

○子どもの暴力に対抗するために、暴力 (体罰) をつかうのはやめましょう。

○子どもが落ち着いたところで、暴力のウラにある子どもの気持ちや考えを聞きましょう。

○激しい暴力をくりかえすときには、専門家に相談しましょう。

暴力が起きたときは、その場でとめましょう

 暴力が起きた時は、その場で介入することが大切です。

 子どもの暴力をそのままにしないで、「たたいてはいけません」「相手をきずつけることをいってはいけません」と、その場ではっきりと伝えましょう。子どもの暴力を止める時には、できるだけ冷静に子どもの興奮をしずめます。子どもの興奮が強いときは、「おちついて」と繰り返し言ったり、深呼吸させたり、後ろからだっこする形で落ち着かせることが役立ちます。

子どもの暴力に対抗するために暴力(体罰)をつかうのはやめましょう

 暴力を止めるのに、暴力(体罰)をつかってしまうことは、子どもに悪い見本をしめすことになってしまうので、やめましょう。また、養育者が子どもの暴力に従って、子どもの要求をのんでしまうこともよくありません。暴力で要求が通ってしまうと、子どもの暴力が繰り返されてしまいます。

子どもを落ち着いたところで、暴力のウラにある子どもの気持ちや考えを聞きましょう

 子どもの暴力が落ち着いたところで、暴力のウラにある子どもなりの気持ちや考えを聞きましょう。多くの場合、暴力のウラには「自分のことをわかってほしい」という気持ちがあります。子どもの気持ちを聞くことができたら、その気持ちに共感しつつも、「嫌なことがあれば怒る場合があることはしょうがないけど、それを暴力じゃない方法でつたえよう」と提案し、どんな伝え方がよいか、一緒に考えてみましょう。

子どもが激しい暴力をくりかえすときは、専門家に相談を

 子どもが激しい暴力をくりかえすときは、その背後に発達障害や精神障害などのほかの問題がかくれていることもあるので、児童精神科医や児童相談所の相談員等の専門家に相談してみてください。

カテゴリー:子どもに関する困りごと

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